『関東の聖地巡礼、東国三社』ってご存知ですか？
関東地方にある鹿島神宮、香取神宮、そして息栖(いきす)神社の総称で、場所を線で結ぶとほぼ直角三角形になり、そこには不思議なパワーが宿っていると云われています。神社好きにもかかわらず、私は知りませんでした…💦
もうそこまで春が訪れている気配。心も体もどこか行きたくてうずうずしてきますね。そこで今回は、気軽なバスツアーをご紹介したいと思います。
関東の聖地東国三社 バスツアー
東国三社とは？
きっかけは、思いつきで「鹿島神宮へ行こう！」と始めたネットリサーチでした。調べていくうちに、鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の三社をお参りする、「東国三社巡り」という風習が昔からあることが分かりました。江戸時代からは、関東以北の人たちがお伊勢参りのあと、東国三社巡りするのが流行していたのです。
なんと平安時代から「神宮」のご称号で呼ばれているのは、伊勢神宮、鹿島神宮、そして香取神宮の三社だけ。平安中期に神社にかかわる法令集として編纂された『延喜式(えんぎしき)神名帳(じんみょうちょう)』には、神宮の最高位の神格として記録されています。鹿島神宮は神武天皇元年、香取神宮は神武天皇18年に創建された由緒ある神社であることを知ると、増々興味が湧いてきました。
神武天皇と言えば、日本の最初の天皇。伝説上の人物とも云われていますが、紀元前660年前に大和を平定したことから、日本書紀には「建国の天皇」と記されています。2678年前から『天皇制』と『日本』という国が存続しているのですね。
ちなみに「神宮」とは、天皇を祀っている神社のこと。天皇の祖先神や皇室にゆかりのある神様が祀られています。また、東国三社の鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の位置は、実は富士山を意識して建てられているそうで、そのことはあまり知られていないそうです。私も初めて知って驚きました。
バスツアーのすすめ
最初に旅行計画で交通手段を考えたとき、我が家には車はなく、チョイスは電車だけと思っていました。なんと交通の便が良いところと悪いところが極端で、余裕をもって三社全部回るには一泊する必要がありました。それが私にとってベストな感じでした。ところが、三社を日帰りで巡るバスツアーに参加した人がいて、料金も良心的だし、とにかく移動が楽で十分楽しめたと絶賛。神社巡りのバスツアーは結構人気の商品らしいのです。とくに時間がそんなになくて、初めて行く場所となれば、バスツアーは最適。まさに今回の私のニーズにピッタリでした。
リーズナブルな旅行なのに十分に楽しめる！
検討の末、初めての東国三社はバスツアーで、ということになり、早速リサーチを始めました。予想以上に幾つもの旅行会社が東国三社巡りのバスツアーを企画していて、その中からはとバスの「香取神宮・鹿島神宮・息栖神社ぐるっと東国三社巡り」のコースを選びました。旅行代金は一人8千４８０円。ホテルのバイキング昼食と酒造見学もあって、ただ単に神社巡りだけするというものではなく、値段の割にコース内容が充実していて良いと思いました。あとは当日を待って行くだけとなりました。（2018年5月）
（つづく）