手軽で美味しくて健康に良いものってあまりないですよね。
それがあるんです! それは最近認知されてきた「レモン水」。近年、さらに研究が進み、医学界でも再注目されています。それはなぜか。
朝の習慣にするだけで健康と美容にプラスの効果をもたらしてくれるからです。また、柑橘系の爽やかさが心地の良い目覚めも与えてくれます。
「レモン水を飲むこと」を習慣にすると具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか?
良いことばかり言っても、注意しておきたいデメリットもあるのでは? そこで今回は、朝の習慣「レモン水」にはどのような効果があるのか、その魅力についてご紹介します。
合わせてデメリットも知って理解しておけば、レモンの効能をより効果的に日常に取り入れることができますよ。
『レモン水』美容と健康に役立つ要素
朝起きてからお水や白湯を飲むだけでも健康に良いですが、さらに美容や健康にプラスなのが「レモン水」。昔からレモンに含まれる天然のビタミンCはデトックス効果があると言われていたようです。
レモンの精油はリラックス効果があることも分かっていて、心身に有効なレモンを日常に取り入れるだけでその変化を数か月後に実感できます。
朝の習慣に「レモン水」
消化器外科医兼ヘルスコーチの石黒成治先生によると、7~8時間睡眠をとった後の体は、必ず脱水状態になっています。よって最初に口にする水は重要で、体に充分に吸収されます。
つまり、その最初の水は身体にとって大切であり、その最初の水に充分気を使った方が良いことは間違いありません。
西洋、東洋の医学でレモン水の研究が進み、レモン水のクオリティーが分かってきています。だからこそ、その最初の水でおすすめなのが「レモン水」というわけです。
実際に私も朝一番にお水を飲んでいましたが、3か月前からレモン水に切り替えました。なんとダイエットしていないのに、2か月で2キロ痩せました。
今は、蒸留水に絞った半分のレモンとヒマラヤ岩塩をひとつまみ加えた水を飲んでいます。確実に体調に変化が見られます。最近はお腹周りの脂肪が落ち、パンパンだったジーンズのウェストもゆるくなってきました。
🔷おすすめの本
現役のお医者さんが体に直接影響する食事について語った貴重な本です。健康についての本が溢れている現代において、体の機能や構造に合わせた食事を考える書籍は一般向けにはあまりありませんでした。
医学的見地から食事法を分かりやすく説明されているので自分の中で情報のアップデートができました。
人生が変わるレモン水の効果とは?
1.レモンでデトックス
レモンに含まれる天然のビタミンCにはデトックス効果があることはお伝えしました。それはつまり、肝臓の機能を改善してくれるということです。
動物実験でレモン水を与えると、抗アルデヒドという毒性の過酸化脂質が酸化した脂(あぶら)に変化が現れ、抗アルデヒドの酸性が抑えられて、肝臓機能が改善したというのです。
レモンそのものが肝臓に対してデトックス効果があることは他の実験データでもしっかり証明されています。
2.レモンでさまざまな病気を予防
レモンには、タンパク質のコラーゲンの合成を促進する効果があるので、傷口が早く治ることが報告されています。また、糖尿病の予防効果もあることが分かっています。
レモンに含まれるビタミンCには、風邪の予防効果があることは知られていますが、実際に疲れや風邪予防にレモンをすすめる専門医もいるそうです。
体内に侵入した細菌に対抗する白血球やリンパ球には沢山のビタミンCを含んでいます。ビタミンCを上手に摂れば、白血球やリンパ球の抵抗力を強化できるので、風邪などのウィルスを予防し、体を守ってくれます。
また、レモン水には、尿酸値を下げてくれる効果や痛風の予防効果があることも報告されています。薬を飲む前に、まず「レモン水」を飲んで試してと石黒先生はおっしゃっています。
その他にレモンには、抗がん効果、抗酸化効果、抗炎症効果、抗菌作用など続々と実践データが報告されています。
医学界でよく言われている有名な話では、レモン水で腎臓結石を予防するというのがあるそうで、治療でもレモン水2~3リットル推奨する病院もあるそうです。
クエン酸がカルシウムと結合してくれることで、尿酸値を下げて尿酸結石を防いでくれます。
3.香りによるリラックス効果
レモン水ではないですが、レモンの香りにはリラックス効果があることが分かっています。
アロマセラピーで人に与えるレモン精油の効果を調べたら、脳波のα波が増大し、レモンの香りにはリラックス効果があることが分かりました。
4.レモンによる美肌効果
レモンに含まれるビタミンCはコラーゲンの合成を助ける働きがあり、美肌には欠かせない重要な栄養素です。コラーゲンは細胞の結合組織を強くする働きをしてくれます。
ビタミンCが不足すると肌のハリやツヤが失われます。それを簡単に防いでくれるレモン水は健康だけでなく、美容にも効果が期待できます。
5.ダイエット効果
満腹を刺激するレプチンというホルモンがあるのですが、肥満の時にそれが過剰になってしまい、満腹になっても刺激が効きにくくなることで、その結果いつまでも食べ続けてしまうといいます。
そこでレモン水を摂取すると、レプチンを低下させる効果があるので、食べ過ぎを抑えることが可能とされています。
さらにクエン酸は新陳代謝を高めて、摂取した栄養素を効率的にエネルギー源に変換してくれることから太りにくくしてくれると言われています。
6.口臭予防
レモンには、口の中の歯周病の原因となるニュータンス菌に対しても非常に効果があると言われています。
レモンに含まれるクエン酸には殺菌効果があり、口腔内の最近の増殖を抑える働きも認められ、朝一番にレモン水を飲むことは口の中の環境に良いことも分かっています。
🔹おすすめのレモン水の作り方
水(150~200ml) + レモン(お好みで1/2~1個分を絞る) + ヒマラヤ岩塩 or 天然塩(ひとつまみ)
☞ お好みでミントやライムを足してもGood!
熱い季節には冷たいレモン水が美味しいですが、冬場にはぜひホットなレモン水(白湯)もお試しくださいね。
沸騰させた水は飲めるくらいまで冷ましてから絞ったレモンを加えると良いですよ。冷えた体を温めてくれるので、風邪予防にもなります。
気をつけたいレモンのデメリット
皆さんご存知の通り、レモンは強い酸性です。レモンの酸が歯のエナメル質を溶かすためにレモン水を時間をかけて飲み続けていると歯のエナメル質を溶かしてしまう恐れがあります。
よって、レモン水を飲むときは長時間かけて歯に触れさせないようにすることが大切です。
最近では、レモンやスポーツドリンクによる酸蝕症(さんしょくしょう)が増加しているそうです。酸蝕症とは、酸性の飲食物や体内(胃液など)が原因で起こります。
🔷酸蝕症について
参考:オバタ歯科クリニック
レモン選びには無農薬を
最初に結論を言うと、国産のレモンをできるだけ使用することをおすすめします。
スーパーなどで売られているほとんどのレモンは輸入されています。家計費に優しいお手頃な価格ですが、農薬や防腐剤などが多く使用されています。
10年以上アメリカで生活していましたが、あちらの果物はあまりカビたりしないのでいつも不思議でした。
アメリカに住んでいる時、アメリカの農園経営のドキュメンタリーを観たことがあります。
ほとんどの農家は広大な農園で作物を作り、今はドローンなどを使用していると思いますが、当時は農園の作物を害虫から守るためにセスナ機を使って農薬を散布していました。
農薬は洗っても完全に取れないので、とくに皮を食べる場合には農薬を摂取することになってしまうので注意したいです。
🔷おすすめの国産レモン
① 残留農薬ゼロの愛媛レモン
防腐剤、防カビ剤、ワックス不使用なので、皮まで安心して利用できます。
②便利なレモンのストレート果汁100%
広島県尾道市瀬戸田産のレモンを使用した無添加ストレートレモン果汁。防カビ剤、ワックス不使用なので安心です。家は生レモンが手に入らない時用にこれを常備しています。
レモン果汁 ストレート 100% 国産 有機 無添加 720ml×2本 広島 瀬戸田産
まとめ
今回の期待できるレモン水の効能はいかがでしたか? レモンの効果はまだいろいろあるようなので、今後も新たな研究結果が発表されるのが楽しみです。
レモンのデメリットも知ったうえで、上手に朝の習慣にしましょう。朝に飲み忘れても疲労回復効果があるので、夜に飲んでも血流が良くなって翌朝の目覚めに良いかもしれません。ぜひお試しを…。
🔶Author:あみ(Ami)🔶
メディアプロデューサー/英語講師
日本の私立短期大家政科卒。証券会社に就職後、渡米。大学でテレビ、ラジオ、及び映画制作を学ぶ。卒業後、日本のテレビ・ラジオ・出版などマスメディアの仕事に従事。趣味は文化・伝統芸能・ヨガ・料理。近年は心理学・歴史・神社仏閣の造詣を深める。2019年、神社検定弐級合格。