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後悔しないUVケアとは? 内側からも美肌にアプローチ!(後半)

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日焼け対策はやはり日焼け止めを塗るなど外側からのケアが多く、内側からのケアは少ないのが実情だと思います。紫外線対策の情報は雑誌やテレビでもよく見られますし、日焼け止めも年々品質が向上し、効果が高いアイテムも市場にいろいろ出回っています。

美肌作り:内側からも働きかける!

自分に合ったアイテムを見つけ、上手に使うことに加え、やはり内側からのケアもとても大切だと日々実感。それでは何がどのように効果があるのかご紹介します。

美肌は食べ物から作られる!?

近年、内側からのケアにポリフェノールが重要であることが知られてきています。そのポリフェノールが含まれた商品を積極的に摂取すると美肌効果がもたらされるというのです。ポリフェノールが含まれている食物は以下の通りです。

ポリフェノール含有が多い食品

  1. アントシアニン:赤ワイン、ブルーベリー、ブドウ、なす
  2. カテキン:緑茶、紅茶
  3. カカオポリフェノール:ココア、チョコレート
  4. ルチン:そば、玉ねぎ
  5. フェルラ酸:玄米
  6. イソフラボン:豆乳、納豆など
  7. クルクミン:ターメリック
  8. ショウガオール:生姜
  9. コーヒーポリフェノール:コーヒー

以上がポリフェノールが含まれた主な食品です。ポリフェノールは強い抗酸化作用があり、ポリフェノールの種類によりは機能が違います。水に溶けやすい性質なので、短時間で作用する分、長期間の効果は見込めないのでこまめに取り入れていく必要があります。

紫外線対策として抗酸化作用と抗炎症作用を併せ持つ抗酸化食品の摂取も大切だということが分かりました。美肌・美白を目指すなら内側からも積極的にアプローチしましょう。ポリフェノールなど抗酸化物質の持つ美肌効果も今後さらに明確になることが期待されています。

ビタミン豊富な柑橘類なのに朝に食べると日焼け促進!?

私も先日知ったのですが、果物や野菜のなかにソラニンという成分が含まれていて、紫外線に反応して日焼けしやすくなる作用があるというのです。とくに酸味のある食材に多く、柑橘類が代表的なものです。ソラニンが含まれた食品は以下の通りです。

ソラニンが含まれる食品

  1. オレンジ、グレープフルーツ、レモン、みかん、キウイ、いちじくなどの果物
  2. パセリ、三つ葉、セロリ、せり、しそ、春菊、あしたば、きゅうりなどの野菜

ソラニンの含まれる食品は食べる時間に気をつければ大丈夫!

とくにソラレンを含んだ柑橘類はクエン酸が多く含まれているので、夏場の疲労回復には欠かせない大切な栄養成分。さらに、ビタミンCを含むものが多いので、シミの予防をする効果もあります。その効果を発揮させるには食べる時間を調整すればソラニンも味方につけることが可能です。

食べ物が消化され、栄養成分が全身に行きわたるまでに約2時間かかり、その作用は6時間継続すると言われています。紫外線量がもっとも多くなる朝10時から午後3時ごろですから、朝食にソラニンが含まれた食品を摂取すると完全に紫外線量が多い時間帯に当たってしまいます。ソラニンを含む柑橘類や野菜類は午後3時以降に摂取するなど食べる時間を工夫すれば大丈夫です。

日焼け止め対策は大事、でも健康のために日光浴も必要?

近年の研究で、日光浴にあらゆる効果があることが明らかになってきました。ビタミンDはカルシウムの吸収をよくするために、骨をつくるうえで必要不可欠な成分ですが、じつは食事だけではなく、日光浴により皮膚もつくられるというのです。また、過度の日焼け止めは逆に体に害を及ぼし、美肌どこか健康まで脅かされてしまうことが分かりました。

皮肉にも、紫外線の浴びすぎによって起こる皮膚がんの予防キャンペーンが成功したため、日光に当たる時間を減らし、露出した肌に強力な日焼け止めを塗るのが常識になっている。

だがこのキャンペーンは、ビタミンD欠乏の人が大幅に増えるという、意図しない結果も招いた。日焼け止めは日焼けを防ぐだけでなく、ビタミンDの生成に必要な紫外線の吸収も妨げるのだ。

ハーバード医学教授が教える健康の正解』 サンジブ・チョプラ (ダイヤモンド社刊)より

チョプラ教授は、日焼け止めは体内のビタミンD生成を妨げると言っています。実際にビタミンD不足に陥っている人が増加しています。それでは日光浴はどのくらい必要なのでしょうか? 教授は温暖な地域なら、夏は20分、冬は30分間ほど、日焼け止めを塗らずに晴れた屋外で過ごすことを勧めています。

骨粗鬆症財団でも、夏なら木陰で30分、冬なら手や顔に1時間程度、日に当たるだけで十分と日光浴を推奨しています。

注意したいのは、ガラスは紫外線をあまり通さないので、窓越しの日光浴ではあまり効果は望めないそうです。美はまず健康体であることが基本ですので、積極的に日光浴を生活に取り入れたいですね。

公益財団法人 骨粗鬆症財団 (Japan Osteoporosis Foundation)

まとめ

外側だけでなく、内側からも働きかける日焼け止め対策を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

健康な体を維持しながらお肌のケアをするには内側からの働きかけも大切だということが分かりました。情報に惑わされず、お肌にベストな環境づくりができたら、もう怖いものなし!こんな私も夏場はお財布に優しいきゅうりをたくさん買って朝から食べていたので(あららっ)、あらためて健康&美肌のための食生活を見直そうと思います。さあ、内側からも外側からもしっかりケアを始めましょう。

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