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一度は行ってみたい東国三社・息栖神社編 バスツアー

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春がそこまで訪れている気配。どこか行きたくてうずうずしますね。そこで今回は、「気軽なバスツアー・第二弾」東国三社・息栖神社編をご紹介します。第一回は下記にありますので、そちらもご一緒にご覧ください。

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東国三社・息栖神社編 バスツアー

2018年5月、バスツアーで最初に訪れた聖地は、息栖(いきす)神社。『ANAクラウンプラザホテル成田』でビュッフェ形式のランチを頂いたあと、お腹も十分に満たされて、万全のコンディションで神社巡りをスタートしました! 

バスツアーの一部の人たちは食べ過ぎてしまったようで、「眠いなあ…💤」とぼやいていました。すごく気持ち分かりますっ。だってANAクラウンプラザホテルのビュッフェ、想像よりも豪華で美味しかったんですよ。私はむかし食べ過ぎて失敗したことを思い出して、今回は頑張って食欲にブレーキかけました(笑)

息栖神社とは?

息栖神社には、岐神(くなどのかみ)、天鳥船神(あめのとりふねかみ)、そして住吉三神が祀られています。天鳥船神は交通守護の神様で、武神である鹿島大神のご先導を務められたそうです。土地の守り神としても知られていて、小さい神社ですが、地域に根付いた親しみやすいところでした。

忍潮井(おしおい)の井戸

興味深いのは、忍潮井(おしおい)と云われる井戸がご神体で、ちょうど利根川の支流の辺に大きな鳥居があるのですが、その支柱両側に二つの小さな鳥居があります。それぞれの鳥居には男瓶と女瓶と呼ばれる井戸があり、そこから水が湧きだしています。神功(じんぐう)皇后が造られたものだそうですよ。

男瓶は銚子の形をしていて、女瓶は土器の形をしています。それぞれの瓶は、水の澄んだ日だけしか見ることができず、その姿が見られると「幸運」が舞い込んでくるとバスガイドのお姉さんが言うのですが、生憎の曇り空、粘って探しましたが見ることは叶いませんでした。残念…💦

さて、忍潮井(忍塩井)という名は、海水を押しのけて清水が湧き出した様子からだと云われています。この井戸は汽水の中に湧き出す非常に珍しいもので、水と人類の関わりの中では最も古い井戸の形ということもあり、日本三霊泉のひとつに数えられています。ちなみに三霊泉とは、常陸の忍潮井、伊勢の明星井(あけほののい)、伏見の直井(なおい)だそうです。

江戸時代初期に大規模な利根川の河川改修が行われたことで、水運が発達し、庶民の間で『東国三社詣で』が流行しました。沢山の遊覧船が往来し、水郷の風景を楽しむ人や文人や芸術家など、それはもう多くの観光客で賑わっていたそうです。

力石と並ぶ芭蕉句碑

貞享(じょうきょう)4年8月14日、俳聖・松尾芭蕉が水郷地方を訪れたのは、鹿島根本寺の仏頂和尚の招きで鹿島の月を眺めるためでした。この旅で芭蕉は、根本寺、鹿島神宮、潮来長勝寺と水郷地方を訪れたついでに息栖地方にも足をのばしたそうです。

また、芭蕉句碑の隣には「力石」がありまして、祭礼の際に地元の若者たちが力比べで使ったものと伝えられています。石の大きさからして、逞しい男子たちがこの場所で競い合ったことが想像できます。

江戸時代の俳人、松尾芭蕉もこの地を訪れ、俳句を詠まれています。

「この里は 気吹戸主(きぶきとぬし)の 風寒し」

月を観に旅をするなんて、さすが俳人・芭蕉さん、粋だなぁ! 時間に追われた現在の私たちにはなかなか想像もつかないことですね。それにしても江戸時代の人々は、自然とともに生活している感じがして、羨ましくもあり、いつの時代も本来人間が持つ本質、大切な感性な気がします。

御神木の「夫婦杉」

樹齢約1000年だそうです。

幹が二つに分かれていることから「夫婦杉」と呼ばれているようですが、しめ縄がされている立派な御神木とその左側の葉が生い茂った木がそうだと思いますが…💦。

夫婦杉を見上げてみると神聖な空気が感じられ、元気をたくさん頂戴した気がしました。

(つづく)

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